国生さゆり 03 … 女優色はんなり【ノーブルレッドの瞬間】


Review

1986年8月にリリースされたくになまさん3枚目のシングル。
自身も出演した、カネボウ化粧品1986年秋のキャンペーンイメージソングである。

おニャン子を取り仕切るリーダーというか「ボス」くになまさんが3枚目に放ったシングルは、カネボウ化粧品という超大型なタイアップを獲得する。このあたりから少しずつ女優としての色が出始めた、くになまさんにとっても転換点となった一枚。

さすが化粧品のコマソンだけあって、楽曲も完成度が高いものに仕上がっている。
ストリングスとピチカートな弦の音色でまとめたクラシカルなアレンジとポップスをきちんと融合させ、初秋の凛とした清々しさを感じさせるあたりは、さすが職人後藤次利の作だけある力の入り具合。部分的にテンションコードを挿入させるあたりにクラシカルな雰囲気を醸し出すという小憎い技も光る。

くになまさんの歌については相変わらずジャイアン歌唱なのだが、まあ普通に聞ける。「聞ける」だけで決して上手いとは口が裂けても言わないけど。
その子嬢やシミーズの片割れとかお城とか、もっと歌がお上手な人達が歌えばガラっと雰囲気が変わりそうだが、この曲はくになまさんしかイメージが沸かないので、素直にくになまさんにあげてしまおう。「バレキス」だけじゃないんだよ、この人。

あと最後に。ジャケットはふてくされたかのような表ジャケットの表情よりも、絶対に裏ジャケットのくになまさんを表に起用すれば良かったと思う。


Chart

レコードセールスは、当時の指定席である初登場首位を無事獲得し、売上は約18万枚ちょっと。
この頃は新田恵利のシングルリリースの後を追う形でくになまさんのシングルもリリース。両者ともほぼ同程度の売上だが、若干新田恵利の方が高かった。

ベストテンは最高4位、最高獲得得点7,700点代、通算3週ランクインしたが「毛が3本」との争いに巻き込まれて、ベストテンでの披露はならず。ランクイン週は若干少なめだが、最高位と獲得得点はまあ納得できる範囲。



Memories

おニャン子結成当時のもっさりとした田舎臭い娘が、ポニーテールが似合う美少女に垢抜けたソロ・デビューを経て、ついに化粧品のタイアップまで決まってしまうという「サクセスストーリー」は、子供心に何となくだが「すげーなー、くになまさん」と思ったりした記憶がある。

ただ、この辺りからおニャン子の人気が徐々に低下していくことになる。その原因はやはり「第2回卒業式」という最初期メンバーが相次いで卒業したことであろう。特に「唯一心を割って話が出来る」親友の存在である福永の卒業は、くになまさんにとっても大きな痛手になったことは想像に難くない。

私がおニャン子引っ張っていかなきゃ!

くになまさんの暴走熱血を止められるおニャン子は、もう誰も居ない。「独裁」のスタート。


ノーブルレッドの瞬間/国生さゆり
B面:もう一度走って恋人よ
発売日:1986年8月14日
発売元:CBSソニー

<O社>
・最高位:8位
・売上:182,580枚

<ザ・ベストテン>
・最高位:4位
・ベストテン登場:3週
・ベスト20登場:4週
・最高獲得得点:7,726点

<ザ・ベストテン推移(折れ線グラフ)>
・1986.08.28 09位 7,263点
・1986.09.04 04位 7,726点
・1986.09.11 06位 7,158点
・1986.09.18 14位 5,692点

※関連動画はこちらから。






Score

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03_nobel_red_no_toki_score

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